業務の標準化と教育研修への取り組み
起業家支援という明確な目標を掲げ、それを実現するために高橋氏が取り組んでいることがある。 一つは業務の標準化であり、一つは教育研修である。 「会計業界は、業務の標準化という面では遅れていた業界だと思います。それではやはり規模の拡大もできないでしょうし、働く人のスキルアップにもつながりません。もちろんお客様にのためにもなりません。 そこで私たちは業務の標準化に積極的に取り組んでいます。例えば法人の申告書を一つ書くために、約400箇所のチェック項目を設けて業務を進めています。 そして出来上がった申告書を、改めて4人がチェックすることで、品質の維持と効率化を図っているわけです。月次の税務・会計業務においても同様の取り組み を行っています。こうした取り組みのためのミーティングは必要に応じて随時行い、研修も行います。そしてITを駆使してできることは、積極的にITを活用 しています。社内にはそのための専門家もいますから」 そして標準化を進め、業務を着実に行っていくためにも、教育・研修は欠かせないものとなっている。 「事 務所のスタッフには、実務経験者もいますが、実務未経験者が半数以上を占めています。だから教育・研修は不可欠といっていいでしょう。いまお話しした標準 化を進めているのも、未経験の方が早期に実務に就いて実力を発揮してもらえるように、という意味もあるんです。業務の標準化を進めるために設定したチェッ ク項目に添って、実際の月次から申告に至るまでの実務については、適宜研修を実施しています。もちろん、法改正等についてもその都度、タイムリーに実施し ています」

